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えんのした旧ブログ
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一橋大学内で古本のリユースを中心とした事業を行っているサークルです。現在図書館内で古本を無償で提供しています。
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あの、、、、、合格おめでとうございます!!!!!


きっと今頃新入生は提出書類を書いたり、新生活に向けた準備をして忙しい忙しいと嬉しい悲鳴を上げているのではないか。長きにわたる重圧から解放され、満足と期待と不安とがごちゃ混ぜになっていたときのあの気持ちを私は今も折に触れて思い出す。

さて、今回は各学部の新入生に少しだけアドバイスをしてみようと思う。老害の戯言に相違ないが、まあちょっと聞いてみてくださいな。

まず、商学部。PACEと導入ゼミとかいうなかなかしんどい必修授業が君を待っている。(入学前からちゃんと下調べをしてきた人は知ってるかもしれないけど。因みに私は知らずに来て色々と後悔した)学部における履修の自由度は恐らく四学部中最も低いのではないか。殊に必修授業の多い一年生の間は「パンキョー」という言葉とは殆ど無縁の生活を送ることになるはずだが、まあ、、、、頑張れ。

次に、経済学部。テスト一発評価の科目が多く、出席を取るような授業も多くはない。授業に出ない学部生が恐らく四学部中最も多いのではないか。というか普段何してんのかよく分からない。他の学部に比して課題も少なく、正直言って羨ましいよ。ただ、テストができなければスルッと落単する点については他学部と同じなので注意しなければどんどんGPAが下がってしまう。

次、法学部。最も単位取得が難しい学部と言われ、テスト前の勉強が非常にしんどいイメージ。テストは論述式が基本。ダブルスクール等をしている人も多いので、高GPAの取得は容易ではない。課題が少なく、出席も多くないため、テスト前以外はあまり辛くないという点がせめてもの救いか。法学に興味がないのになんとなくで選んでしまった人はなかなか辛い思いをすることになるかもしれない。

ラスト、社会学部。履修自由度は四学部中最も高い。必修科目も殆ど無く、めちゃめちゃ羨ましい。転部したい。というかする予定。興味の赴くままに他学部科目を多く履修する人も多い。テストも少ないし、なんだかラクで楽しそう(偏見)。成績評価はレポートで行われることが多く、期末期間には大量のレポート課題を抱えて苦悶する社会学部生を図書館で大量に見かける。自由度の高さ故、何を学んでいるの?と聞かれたときに答えにくいのが辛いと同期が嘆いてた。


とまあ、こんな感じだ。紙幅の関係で二、三言ぐらいしか伝えられなくて残念だが、あとは自分で確かめてみてくれ。(又聞きした情報も多いから、盲信はしない方が良いよ。)
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新年あけましておめでとうございます。今年もえんのしたをよろしくおねがいします。

 新年の挨拶って大変だ。毎回会う人会う人に「あけおめ」「あけましておめでとう」と言わなきゃならないからだ。もっと面白い、他の言い方ってあったりするのか。ともすると会話がマンネリしそうで、ちょっと面倒なイベントじゃないか。とかいちいち考えてる人、他にもいないのか。


 ただ、良いこともある。対人を得意としない人間にとって、これは一種の試練のようなものであると同時に、「自分は世界の一部である」=「ちゃんと人間である」と感じられる瞬間でもあるからだ。あけましておめでとう。あけましておめでとう。今年もみんなと同時に年を越せました。カウントダウンではしゃげない冷めた自分の心持ちが少し悔しいけれど、俺もちゃんとみんなと同じ暦の上を生きてるぞ。俺はここにいるぞ!!!いるぞ!!!


 などとくだらないことを年の瀬に考えていたら、サークル内の一年生同士で年賀状を出し合おうという話になった。凄く面白い。絶対に、読むやつがほほ笑んだり楽しめる文言を書くぞと意気込んで年賀状を買い込んだ。形から入るのが好きなミーハーでもあるので、筆ペンも一緒に購入した。恐らく、筆ペンと15枚の年賀状をレジに持っていくときの俺の目は希望で輝いていたはずだ。


 寮に帰ってすぐ机に向かう。と、ここである不安が頭をよぎる。字が、きたない。そういえばそうだった。俺の字はキタナイんだった。いや、きたないというのともちょっと違って(決して間違いではないけど)なんか「変」なのだ。落ち着きをなくしたような形状で、自分の弱さが表れているような気がする。受験生だったころ、論述の添削を先生にしてもらうと、必ずと言っていいほど字は丁寧に書くようにと注意されたことを思い出す。


 とりあえず、送ってもらった人が嫌な思いをしないようにと、何度か筆ペンで文字を書く練習を試みる。あいうえお、かきくけこ、ラーメン、あけましておめでとう、今年もよろしく、ガルパンはいいぞ、圧倒的成長、エトセトラエトセトラ、、、、、難しい。難しいな。なんか書くこともうまく思いつかないし、自分の字のきたなさが純粋なメッセージの伝達を阻害しそうだ。例えば、「あなたが好きです」とぐちゃぐちゃの字で書いてあるラブレターがあったら、受け取る側は困惑するはずだ。俺の年賀状でもそういうこと、起こるんじゃないか。


 結局葛藤に葛藤を重ね、年賀状を書ききった。相変わらず書かれた字は「変」でキタナイままだ。満足感と不安とが2対8ぐらいでないまぜになってたけれど、そんなことはいいやと諦め、どうぞ読んでくれと思いながら投函しにゆく。俺もちゃんと年賀状を出せるのだということに奇妙な嬉しさを覚えながら。片手に10数枚の年賀状を持ちながらポストに向かう足取りは軽く、空は驚くほどに青かった。


なんとなく今年はよい事あるごとし元日の朝晴れて風無し(石川啄木『悲しき玩具』)



【追記】テストも近くなって大変ですが、たまにえんのした訪れてほしいですね。冬装飾に取り掛かろうかと思うので、期待して待っていてください。それではまた。


時々、無理がたたって体調を崩したとかでもなく、何か大きな用事があるからとかでもなく、突発的に大学を休むことがある。そういう時は大抵、その日に入っているコマのいずれにも出席せず、なんなら国立に行くこともない。(私の最寄駅は西武多摩湖線の一橋学園だ)

自分でもなんでそんなことをしてしまうのだろうと驚くが、なんとなくそうなってしまう。別に大学が嫌いなわけでもないのに。確かに興味のない授業に出席するのは面倒であるが、なにも全休する必要はないだろうと自分でも思う。でも、やってしまう。

そしてそういう日にはどこかへ出かけてみることが多い。八王子や立川や中野や吉祥寺や御茶ノ水といった中央線沿線をぷらぷらする。(交通費がかさむのが怖いので他の沿線に行くことは少ない)
まだ見ぬ東京の街の空気を吸いに行くとき、私のからだは「未知」に対する好奇心が体の奥底からふつふつと湧き上がるのを感じる。街の様々な場所を気のすむまで歩き、写真を撮り、目に焼き付ける。東京が持つ様々な顔を絶対楽しんでやると張り切るのである。

そして、訪れた街で散策を楽しんだ後、必ずその街の本屋やカフェに入る。この二種の店の客層は、その街の特性をうまく表していることが多いのだ。例えば御茶ノ水のスターバックスでは参考書を片手に熱心に問題を解いているたくさんの浪人生や大学生(と思しき集団)に、中野のブロードウェイの本屋では、非常にコアなテーマのサブカル雑誌が並ぶ棚の前が、立ち読みをする人で絶えずごったがえしている様子に出くわした。

カフェで真剣に参考書に向かっている浪人生を横目に私は色々と考える。「まさか一橋学園とかいう辺境の街(失礼)から来たとは思わんだろうな。はるばる用もなしに御茶ノ水までやってきたとは。この男は一体どこの大学を志望してるんだろう。さっき声をかけてた化粧の濃いかわいい風の女子はまさか浪人生なのか。化粧の濃い浪人生ってそんなにいるもんなのか。俺が浪人してた時はいなかった気がするぞ。駿台ってどんな感じなんだろう。」こんな下らないことを延々とやっている時間はとても楽しく、頭がフル稼働しているのが自分でもわかる。

街の空気をひとしきり味わった後は、その街の飯屋で昼食兼晩御飯を済ませ、後ろ髪をひかれつつ、満員電車で帰途につく。そして部屋に戻った後は足早に布団に入り、思い出を反芻しながらゆっくりと眠りに落ちていく。「明日は一限だ。休まないようにしなければ。」



あ、告知し忘れてましたけど、『No Title Book』、25日までです。HASCさんの「ヒトツマミ」にも取り上げられたんでぜひぜひえんのした訪れてみてください。よろしくおねがいします。





最近寒くないですか?

僕は寒いです。辛いです。秋から冬への移行期にあるのだと感じられてしんどい今日この頃です。というわけで、今回は「寒さ」「冬っぽさ」にまつわる小説、詩歌の一節を紹介したいと思います。完全に僕の趣味です。


「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった。」 【川端康成 『雪国』】
あまりにも有名な一節です。雪国を読んだことない人でもだいたい知ってるんじゃないでしょうか。この後に続く、「夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」も隠れた名文です。


「寒いねと話しかければ寒いねと答える人のいるあたたかさ」 【俵万智 『サラダ記念日』】
歌集としては異例の売り上げを誇った『サラダ記念日』から。教科書などに載っていたりもするのでこれも知っている人は多いかもしれません。外は確かに寒いんだけれども、その寒さを共有できるひとがいるときはあたたかさを感j、、、いややっぱ寒いわ。


「体温計くわえて窓に額つけ『ゆひら』とさわぐ雪のことかよ」 【穂村弘 『シンジケート』】
こちらも短歌。時間は恐らく朝方。起床して外を見ると雪が降っている。作者の彼女なのでしょうか、体温計を口にくわえていたために、「雪だ!」と言いたかったのが「ゆひら」となってしまった。かわいい。。けどあざとい。けどかわいい。。雪のことかよ」とつぶやく作者の苦笑いが思い浮かびます。作者の対象へのあたたかいまなざしが感じられる一首です。


「太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。」
「二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。」 【三好達治 『測量船』】
だからどうしたと言いたくなるような短い詩ですが、不思議と口ずさんでみたくなるようなリズムがあります。色々な解釈があるんでしょうが僕はよく知らないです。でもなぜかぱっと思い出したので書いてみました。本当に良い詩ってそういうもんなんでしょう。記憶の深いところに残ってときたまポッと思い出すようなやつ。多分ね。多分。

ほんとはもっと色々紹介したいんですが、面倒なので紙幅もないのでこの辺で。
いつもこころにえんのした。また二週後にこのブログでお会いしましょう。さよなら!!!

一橋祭が終わったと思ったらなんだか突然寒くなってきて、秋をお通り越して一気に冬が来たような感じですね^^;でもでも、そんな寒さにも負けず、チーム・えんのしたでは今年も

秋新歓をおこないます!!


学年、性別、年齢問わずとにかく1人でも多くの新メンバーを募集しています。オープンスペース“えん”及びチーム・えんのしたに少しでも興味をお持ちの皆様、是非一度足をお運びください。

<イベント詳細>
・昼食会:11/13.27(水) 12:30図書館前集合(~3限にかけて)
美味しいご飯を食べながら色々話しましょう!

・ケーキ会:11/18(月) 3限後図書館前集合(~4限にかけて)
女性にはおすすめかも・・・?

・サークル説明会:11月中毎週金曜日 16:20~17:50 15日のみ1305教室、他は101教室
サークルについての基本的なお話です。そんなにかたっ苦しい場ではないので安心して下さい!

・ミーティング見学会:11月中毎週金曜日 18:00~ 図書環オープンスペース“えん”
サークルの普段の雰囲気が一番よくわかる場です

<連絡先>
en.hit.u.ac.jp@gmail.com

中の人も勿論頑張って新歓します。が、いかんせん人見知り(いわゆるコミュ障)なので至らない点も多いと思います。そこは暖かく見守ってあげてください(笑)