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えんのした旧ブログ
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一橋大学内で古本のリユースを中心とした事業を行っているサークルです。現在図書館内で古本を無償で提供しています。
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 こんにちは! あやぱんです。

最近、非常に寒くなってまいりましたね~。
みなさん風邪などはひいてませんか?

チーム・えんのしたのメンバーは季節の変わり目にもうろたえず、
日々黙々と作業に取り組んでおります!

そこで一つお知らせです。
今年度冬学期の図書‘環’オープンスペース「えん」の

オープンが10/4(月)に決定いたしました!

パチパチパチ!(とはいっても何度か先に書き込んではいたのですが笑)

「ケツポケットに文庫を」「耳をすませばプロジェクト」「栞・ブックカバー」「季刊誌タケノコ」など
様々な企画を用意してお待ちしております!

乞うご期待!

ちなみに開館時間は 授業期平日10:30~18:00です。
お忘れのないように。

それでは以上、あやぱんからお知らせでした。

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みなさん、こんにちは。
イベント担当からのお知らせです。

夏休みは、いかがお過ごしでしたでしょうか?
「えん」では、新学期10月4日のオープンに向けて、着々と準備が進んでいます。

さて、10月といえば…「読書の秋」ですね。
今年は、読書も「おしゃれ」に楽しんでみませんか?

というわけで、「えん」では10月4日から

ブックカバーとしおりの展示会

を開きます。

一橋大学で活動している手芸サークル「Suzy&Perla」オリジナルの、可愛らしいブックカバーが
「えん」の空間を彩ります。

毎年、一橋祭でも展示・販売されますが、今回は一足先のお披露目です☆

「Suzy&Perla」と「チーム・えんのした」メンバー選りすぐりの、「ご当地しおり」も
並びます。

いつもご来「えん」のみなさんも、まだ「えん」にいらっしゃったことのない方も、
是非ご覧にいらしてください!

                       Blog : http://ameblo.jp/suzy-and-perla
                                                                    Mail : suzy_and_perla@yahoo.co.jp
                                                                  


近鉄でダラダラしてしまったものの、時刻はまだ11時半です。これから頑張れば昼食前にまだいくつか回れるかも、ということで涼しい店内に別れを告げ、再び灼熱の大阪に足を踏み出すことにしました。

しかも今回は暑さ対策も万全ですよ。百貨店を出る直前にトイレに入って水でシャツの襟をびしょびしょにしてきましたから。シャツに首をくっつけるとひんやりするんですよ。いや~こういう時綿シャツっていいですね、って完全に不審者と化していますね(笑)でもしょうがないですよ。だって暑いんだもん。

今度は百貨店を出てさっきとは反対側、つまり駅の南側へ行きます。そこからU字型にぐるっと回って最終的には難波に出てそこで昼食にしたいと思います。

さて、大阪上本町の南側、つまり四天王寺方面はまさに「織田作の街」です。織田作の通った小学校、遊び場にしていた神社、そして生まれ育った路地などがあるのですから。このあたりの風景を織田作は作品の中に多く残しています。

まずは小学校に行ってみましょう。生魂小学校(当時は東平野尋常高等小学校)がそれです。ここは織田作の育った路地のすぐ裏にあって家からは歩いて3分だったそうな。

 

でもここもやっぱり全面改修されてますね…改修というより改築でしょうか?どこにでもある普通の鉄筋コンクリート校舎でした。

 

小学校がこれなので後は推して測るべし…とまでは言いませんが他のスポットもやはり同じような状況です。「織田作之助生誕の地」と地図にあった通りに向かうと…結構広くて新しい通りですね、ってあれ?何もない。

 

いや、通りに沿って建物はぎっしり立ってるんですが、ここが織田作生誕の地であるとわかるようなものは何もありませんでした。無理なことはわかってるんですけどね…でもやっぱりファンとしては…がっかりしますよ。



とりあえず現在の通りの姿をパチリ!ちなみに織田作の(2番目の?)生家があったところは建材屋さんになっていて「麻生セメント」特約店だそうです(笑)あの「麻生さん」ですよね?

 

でも通りをぶらぶらしていると現在位置を示す地図があってそこには「織田作之助文学碑」の文字が!なんだあるんじゃないですか。ええと、どうも先ほど行った小学校の裏あたりらしいです。僕の持っている地図にも書いてなかったのでこれはラッキー、と喜び勇んで向かったまでは良かったのですが…

地図の指している場所を探しても何もありません。おかしいなーまた間違えたかー?小学校裏の路地を往復すること15分やっぱり…ない。さっきの地図は携帯にとってあったので、何度も見返しますがどうもおかしい。いやな予感がしてきたゾ…(半泣)

そこでこういうときは地元の人に聞くのが一番!と向こうから自転車に乗っておばさんが近付いてきました。
僕「あの~すみませ~ん」
おばさん「……(無言)スル~
僕「あっ、あの~」
おばさん「スル~
そのままおばさんはスルーしていってしまいました(泣)そんなにスピード出してなかったのに…すぐわきまで出ていって声をかけたのに…よっぽど僕が不審者に見えたのでしょうか、完全に無視されてしまいした。

ショック…せっかく勇気を出して聞こうとしたのに…精神的ダメージが半端じゃありません(笑)

それでも、反対側から別のおばさんが。ジョギング中のようです。ふたたび声をかけてみます。おっ、今度はとまってくれました。
僕「すみません、このあたりに織田作之助の文学碑があると聞いたんですけど…」
おばさん「知らない(スタスタ)」

ガーン。またもショック。いったいどうなってるんでしょうか確かに地図に書いてあったのに。2度の精神的ショックを喰らった僕にはもはやこれ以上探す気力はなく次のスポットに向かったのでした…

と、手元のガイドブックを見ると次なる目的地である「口縄坂」の横に「織田作之助文学碑」の文字が…あれ?
ともかくも行ってみましょう。

「夕陽丘」という標示が出ています。これも作品でおなじみですね。そこから少し行くとだんだん道が狭くなってきて…出た!ここが口縄坂です。そしてその隣には織田作の小説『木の都』の一説が彫られた「織田作之助文学碑」が。何だここにあったんですね。許せん大阪府(大阪市?)!間違った地図を出しとくんじゃねえ!

 

橋下知事に文句言ってやりたいです。しかもよりによって織田作ですからね…やっぱり大阪でももう忘れられた存在なのでしょうか?さっき聞いたおばさんもそもそも「織田作」自体知らないみたいでしたし…これが時の流れというやつか…と妙に悲しくなってしまいました。

さて本題に戻りましょう。口縄坂は織田作が自分の生まれ育った街を描いた、いわば自伝的小説とでもいうんでしょうか『木の都』の舞台であり、織田作思い出の坂なのです。

「口縄(くちなわ)とは大阪で蛇のことである。と言えば、はや察せられるように、口縄坂はまことに蛇のごとくくねくね木々の間を縫うて登る古びた石段の坂である。蛇坂といってしまえば打ちこわしになるところを、くちなわ坂とよんだところに情調もおかしみもうかがわれ、この名のゆえに大阪では一番さきに泛ぶ坂なのだが、…」(織田作之助『木の都』)

しかし実際の口縄坂は全くくねくねしていません(笑)真っ直ぐ、ストレートです。お寺の横の、暗くて細い、木々に囲まれた石畳の坂は確かに「蛇っぽい」といえないこともないですが。昔の人のネーミングセンスに脱帽。

文学碑の横で昼寝する猫を発見!まさか前世は織田作…?

 

そして坂の頂上の文学碑にはやはり『木の都』の最終章が刻まれていました。

 

「口縄坂は寒々と木が枯れて、白い風が走っていた。私は石段を降りて行きながら、もうこの坂を登り降りすることも当分はあるまいと思った。青春の回想の甘さは終わり、新しい現実が私に向き直って来たように思われた。風は木の梢に激しく突っ掛っていた。」(織田作之助『木の都』)

つづく…
9/21(火)    記録:あやぱん

 こんにちは(^O^)/  
あやぱんです! 久々に活動風景を更新します(笑)

この「活動風景」のコーナーは謎に満ちた(?)チーム・えんのしたの活動を少しずつ明らかにしようというものです。
そこで早速、今日の活動を振り返ってみたいと思います!

今日は一時間ほど全体でミーティングをした後、以前に古本回収の依頼をしてくださっていた先生の研究室に古本回収に行って参りました。

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古本回収担当のうえだくんに連れられていざ出発!(写真撮影は水島上等兵)

RIMG0432.JPG







先生の研究室の前で緊張の面持ち汗

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棚の上の方まで本がっ!研究室ってこんなに本があるのか……

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先生にお礼を言った後、研究室を去るメンバーたち。
少し疲れが見え始めています(-_-)

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それもそのはず、回収したのは段ボール約八箱分の本!
しかも今日は30℃を超える猛暑日! ここからが本番です。

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大学キャンパス内を台車で駆け巡り……

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「えん」のある図書館に運び込み!待機していたメンバーも出動です。

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「えん」の中でも作業は続きます。

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段ボールの中身をチェックして、「無料配布本」と「貸出本」に分類です。
今回は法学系の雑誌や教科書が中心でした。
法学部や大学院のみなさん、楽しみにしてくださいね!

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分類を終えた本は、棚に並べます。段ボール八箱とはいえまだまだ余裕で収納です。

RIMG0474.JPG








いい感じの本があれば、立ち読みだってしちゃいます(笑)

こうして午後三時前には回収作業は終わり、その後棚の整理作業をして本日の活動は終了しました。

これからは、なるべく(笑)定期的に活動風景を更新していきますので乞うご期待!
ではでは(^O^)






さて、コンビニでたばこを購入した後ガイドブックを参考にまず高津高校のほうへ。今回の旅で参考にしたのは『名作旅訳文庫6 大阪 『夫婦善哉』 『アド・バルーン』 織田作之助』(JTBパブリッシング)です。織田作縁の地をピックアップした地図や豆知識、写真がたくさん載っているので非常に役に立ちます。

15分ほど路地をふらふらして大通りに出ると、あっ。あそこかな?それらしい建物が見えてきました。ここが大阪府立高津高校(旧制高津中学)。織田作之助の母校です。



読み方は「たかつ」じゃなくて「こうづ」ですよ。

織田作は下町の仕出し屋の家に生まれ、姉たちは近所の子供たちと同じようにその当時一般的だった丁稚に行きましたが、自身は小学校卒業後同じ小学校からは3人しか合格しなかった難関の高津中学校に合格します。これは当時としては異例のことだったようです。さらに織田作は中学卒業後今度は第3高等学校に合格。今の京都大学ですね。これまた近所の人はびっくり仰天だったようです。



そんな高津中学校ですが、どうやら最近改築されたらしくかなりモダーンな感じになっていました。(当たり前とはいえ)残念ですねー。まあ、織田作がこの学校に通っていたのは戦前の話で、まだ「旧制中学」だった頃ですからね。どこかの大学並みにおしゃれな校舎をあとにし、次に目指すは作之助のお墓。

織田作のお墓は高津高校のすぐ先にある「楞厳寺」(りょうごんじ)の敷地内にあります。高津高校からは10分もかからないです。地図を頼りに行ってみると、おや、小さなお寺がいっぱいあります。どれが目的地なんでしょうね?ぐるぐるすること3分ようやく見つけました。が、想像していたよりもお寺が小さい。いえ、このあたりのお寺は皆大体同じくらいなのですが、本に「織田作之助の墓はだれでも自由に参拝できる」と書いてあったので何かだだっ広い墓地の一角に織田作の墓があるものと思っていました。



このくらいの大きさのお寺だと人の家のお庭に入っていくみたいな気がして…抵抗がありました。ホントに「だれでも入れる」のか?不安…。炎天下の中5分ほど迷った挙句、開き直って中へ。

誰もいないみたいです。入ってすぐ左手に、ありました。織田作の墓。

 

さっそく煙草を…置いておいていいのかな?そういえば線香も持ってない…しょうがないか。ということでラッキーストライク1箱を供え、手を合わせて「はじめまして。横浜から来ました。織田さんのファンです…」と心の中でつぶやきました。

さあ、お墓に煙草も供えたし次行くか!と調子づいて行きたいところでしたが、やはり睡眠不足が…さらに猛暑も追い打ちをかけ…。まずいですね、軽く。しかしせっかく大阪まで来たわけですから体調不良ごときには負けていられません。次に行きましょう!

ということで次なる目標は「井原西鶴のお墓」。そう、あの井原西鶴です。江戸時代の。織田作は(時代は違いますが)同じ大阪出身で庶民の生活を描いた井原西鶴に非常に傾倒していました。織田作の文学の中には西鶴の影響が多々見られます。

しかーし。西鶴のお墓がある寺が見つかりません。おかしーなー、このあたりのはずなのに。20分以上さまようはめになりました。それにしても暑い!この間の放浪の旅もそうでしたが何で今年はこんなに暑いんですか!ただでさえ暑いのは苦手なのに…とぼやきつつ先日と同じように空のペットボトルを量産していきます。いや、今回は体調不良も加わってよりまずい感じです。そして、何とか見つけました、西鶴のお墓。一本道を間違えていたみたいです(笑)ちなみに西鶴のお墓は誓願寺というお寺の中にあります。ここもさほど大きくないお寺です。

 

さて西鶴のお墓を巡ったところで、このあたりの散策は終わり。いったん駅のほうに戻り、反対側の縁の地を巡ります。しかし、暑さが限界に来ていました。さすがに自分でもまずいと感じたので散策を中断し、どこかに避難しましょう。いや、ほんとにだんだん正午に近づいて気温も上がり、体力も限界です。35度、大阪の暑さは伊達じゃない!

こういうとき避難場所として最適なのは(僕的に)1位銀行、2位薬局、3位コンビニ(エアコンのひんやり具合ランキング)なのですが、今日は長時間避難したいし、足が疲れたのでどこか座れるほうがいいです。3つとも駄目ですね。かといってあまりお金も使いたくないので喫茶店やレストランも却下(ケチ根性です(笑))。どこかいいところはないかと、ぼんやりする頭で考えつつ駅まで戻ってくると…駅前に近鉄百貨店が!

結局近鉄百貨店には2時間ほどお世話になりました(笑)申し訳ありません。近鉄大好きです。僕の故郷も近鉄が走ってるんですよ。それで「近鉄」という響きを聴くとなんか懐かしくなってしまいます。あと個人的には「大阪近鉄バファローズ」のファンだったもので…いやあ2001年の近鉄は本当に面白い野球やってましたよね。特に優勝を決めた試合なんか北川の代打逆転サヨナラ満塁ホームランって…すごすぎでしょ。すみません話が大幅にそれました。

とにかく中は涼しくて、しかも本屋さんはいすが置いてあって本を読んでいてもいいみたいだったので…それにしてもさすが関西ですね。受験コーナーの赤本のラインナップが違う!こっちではあまり見かけないのもいろいろ置いてあります。

それにしても予定がだいぶ狂ってしまいましたね…昼食前にまわっておきたいスポットがまだまだあるんですが…どうしよう?

つづく…